厚生労働省によると エンジニアでうつ病になる人は少なくありません。もしろ2002年から増え続けており、中には手遅れになってしまう人いるので、事前に予防するための方法を要チェック! 2002年以降、うつ病患者の数が増えていると言われています。
具体的に2002年に71万人だったのが2008年には104万人になっています。もし「自分はうつ病かも」と感じたら無理をしてまで今の仕事を続ける必要はありません。
本記事では自分に異常を感じたとき手遅れになる前に症状や対処法について解説していきます。もしこの記事をみて現在の状況と当てはまってしまった人は是非参考にしてみてください。
私も一時期、鬱に入っていた時期がありました…
深刻化してからでは遅いので、少しでも鬱と思い当たるところがないかチェックしてみて下さいね。
うつ病の症状について

うつ病は「憂うつである」「気分が落ち込む」などが一般的な症状です。
下記に主な症状を挙げてみるので、まずはこれらに当てはまっていないかチェックしてみましょう。
▼うつ病の症状について
憂うつ、気分が重い、気分が沈む、悲しい、不安、イライラする、元気がでない、集中できない、好きなことに興味がなくなった、理由もなく自分を責めてしまう、毎回ネガティブに物事を考えこむ、死にたくなる、寝れない、食欲がでない、体がだるい、疲れやすい、性欲がない、頭痛、肩こり、めまい、動悸、胃のムカムカ、便秘、口が乾く、落ち着かない、涙もろくなる、反応が遅くなる、落ち着かない、飲酒量が増える
これらの症状が2週間以上続く場合は、うつ病の可能性があります。
自分はうつ病にはならないタイプの人間と思っている人ほど実は危険なので、もし心配であればまずは心療内科で専門家に相談するのがベストです。
決して自分1人で自然治癒に任せようとしたり、これらの問題を1人で抱え込んだりすることはしないようにしましょうね。
参考:厚生労働省「みんなのメンタルヘルス」
うつ病の人の特徴
うつ病の人は特に30代のビジネスマンに多くみられると言われてます。
性格的には真面目で几帳面な人に多いです。うつ病は意外と自分よりも周囲が先に気づく場合があります。
例をあげると、うつ病の人はいつも暗い表情をしており、話しかけても無表情だったり会話中に突然泣き出したりしてしまいます。
細かいことはあまり気にしない人はこういった症状は出ないのですが、繊細で真面目で心優しい人はこうした症状に陥りやすいので、結果としてうつ病になりやすいです。
でもこのような性格が全然悪い訳ではないので、ストレスをコントロールできるようなスキルを身につけることが重要です。
▼うつ病の人になりやすい人の特徴
真面目、繊細、責任感が強い、ネガティブ思考、完璧主義、道徳観が強い、仕事熱心、正直者、優しい、他人任せにできない、臨機応変にできない、人のお願いを断れない、他人からの評価を気にする、自己主張が苦手など
ああ…、完全に私ドンピシャや
エンジニアはうつ病になりやすい

30代のビジネスマンが最もうつ病になりやすいですが、実はIT業界で働いているエンジニアが最も多いのです。
大手求人サイトのリクナビによると精神障害による労災件数のうち60%がエンジニアとのことです。なぜエンジニアがうつ病になりやすいのかは次でも紹介していますが、やはり人間関係が最もな原因だと考えられます。エンジニアの人は優しくて真面目で繊細のタイプが多いので対人関係の悩みは挙げたらキリがないでしょう。
参考:リクナビ「エンジニアに忍び寄る心の病を察知せよ」
エンジニアがうつ病になりやすい原因
①メンタルが弱い
エンジニアの人は真面目で繊細で優しい性格の人が多いです。体育会系的なノリが性格に合わないので総じてメンタル弱いひとが多いです。
体育会系であれば上司や顧客からの叱責や長時間労働をノリで上手く立ち回れますが、エンジニアの人たちはそれが出来ません。もともと潜在的に持ち合わせているメンタルが弱いのでうつ病になりやすいのだと思います。
②能力の差
世の中的に成果主義を取り入れることが多くなり、社内で競争をさせる会社が最近増えてきたような気がします。あまり他人と比較しない人は同僚との能力の差を感じることはありません。
しかしエンジニアは真面目なので他のエンジニアと自分自身を比較してしまいます。結果、自分自身との能力の差を感じてしまいネガティブな思考に陥ってしまいます。
③長時間労働
会社や現場にもよりますがエンジニアは比較的忙しいと言われている職種です。残業が多い職場や現場にあたるとプライベートの時間を取ることが難しいです。結果ストレス発散が出来なくなり気分が晴れないといった症状が出やすくなります。
④人間関係
エンジニアがうつ病になる原因で最大の理由は「人間関係」です。
元々真面目で繊細な性格ということもあって例えば上司から叱られたり、クライアントから詰められたりすることが大変苦手です。またエンジニアの仕事は納期に追われて社内外でも常に板挟みとなるのでプレッシャーが大きなストレスとなります。
そのためプロジェクトが上手く進まないと社内外での人間関係にも歪みがでてきてネガティブな思考が強くなり負の連鎖が巻き起こります。エンジニアはこのようなことが原因でうつ病になりやすいといえるでしょう。
うつ病になる前に環境を変えることが重要

エンジニアはうつ病になる前に転職をすることをおすすめします。
なぜならうつ病になってしまうと今後社会復帰が難しいからです。もしうつ病となり職務経歴にブランクの期間があると今後転職をするときに不利になります。
建前上は企業はうつ病を理由に不採用にすることはありませんが、本音としてはうつ病の人を採用するのはリスクがあるので採用したがりません。
そのため自分自身の将来的なキャリアを考えるのであれば、うつ病になる前に転職をして環境を変えるのがベストです。
そもそも自分が何故その仕事で大きなストレスを抱えているかにもよりますが、ストレスの最大の原因が長時間労働の職場であったり人間関係の場合は、転職をすることによって大きく改善できます。
もしうつ病の症状が自分に当てはまるようでしたら、心療内科への受診と並行して、すぐに転職エージェントに登録をしてキャリアアドバイザーに今後のキャリアについて相談することをおすすめします。
今の職場に不満があれば、まずはアドバイザーに相談すればいいんですね!
キャリアアドバイザーは無料でかつ、気軽に相談に乗って頂けるので、使わない手はありませんよ。

まとめ
エンジニアがうつ病になる前にするべき対処法についてのまとめは下記の通りです。
・うつ病の症状が当てはまったら心療内科で専門家へ受診する
・一度うつ病になるとキャリアに傷が残るので、うつ病になる前に転職することを検討する
・転職エージェントに登録をして将来のキャリアについて相談する
もし「うつ病かもっ…」と感じたら、まずは症状が悪化しないように対策することと将来的なキャリアに傷を残さないように環境を変えることの二軸で動くことが重要です。
うつ病にしろ転職にしろ一人で考え込まずに誰かに相談することで気持ちが楽になります。
また転職エージェントは求人の紹介以外にも無料で仕事に関する悩みをカウンセリングしてくれるので一度利用してみることをおすすめします。
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